「ラーメンを斬る」第10弾。今回は「横綱ラーメン」にお邪魔した。
福岡市西区福重にある横綱ラーメン。
筆者には馴染みがないが、ラーメンランキングでは20位程にランクされ、地元ではちょっとは名の知られたラーメン屋みたいだ。
何が横綱級なのか期待しつつ、一路西区へ!
事前に、青果市場入口という交差点のそばにあることを確認して出かけたのだが、現場に着いてみると、大混乱。
店が多すぎて何が何だか分からない。
隣には、六本松でお馴染みの「めんちゃんこ亭」、その隣には「長浜三番」という怪しいラーメン屋。5分ほど右往左往した後、やっと店内へ。
まず、店のご主人をチェックする。
頭の薄い頑固じじい風のおっちゃんだ。特に太ってもいない。これが横綱の正体ではないみたいだ。
次にメニューをチェック。
ラーメン450円、替えめん120円、大盛りラーメンもあるみたいだ。
定食は作ってないな・・・。さすがラーメン一筋の頑固オヤジだけはある。
と考えるうちに、店員の兄ちゃんがキャベツを持ってきた。
いささか困惑したが、周りを見渡すと、みんなの前にキャベツがある。
どうやらサービスらしい。
野菜が不足する学生には非常にありがたい。
さっそく「ラーメン、堅麺で!」と注文し、更に店の中をうかがう。
あくせく働く頑固オヤジとは対照的に、店の姉ちゃん二人はしゃべってばかり。
そりゃ、大将の頭も薄くなるわなぁ・・・。
待つこと五分、待望のラーメンが到着した。
まず色とにおいをチェック。
色は透き通っていて、かなり薄い。どうも醤油っぽい色である。
そしてにおいをかぐと、う、くさい。まさにトンコツのにおいだ。
見た目と臭いが全然違う。どうなってるんだ??
麺は一蘭ほどではないが、かなり細め、これは満足。
とりあえず、いつものようにスープ1)をまず一口。
「ん?なんだ?」何かが違う。
味は確かに薄い、コクもない。しかし、それほど淡泊な味でもない。
強いて言うならば、「まろやか」と言った感じであろうか。非常に上品なお味である。
そして、麺を一口。
「あつぅーっ!」めちゃくちゃ熱い。
確かに堅麺ではあるな。よしよし。そしてまた一口。
「熱いよぉー!食えねえじゃねえか!」
確かに、高温で一気に麺をゆでて、麺のくさみを飛ばそうとするのは分かる。
でも、こんなに熱いと猫舌の筆者には食べられない。麺をゆでた後、ちゃんとお湯をきってないのか?
でも、これはオヤジだけの責任じゃないな。店全体に働いてやろうという空気が出てない。
それじゃあ、だめだ。「だめだこりゃ。」
熱くてなかなか食べられないから、せっかくの堅麺が柔らかくなってしまうし、しまいには、のびてしまうし、舌やけどするし、散々。
この「横綱ラーメン」、薄味スープが好きな人にはお薦めだが、本物のトンコツラーメンが味わいたい方にとっては、少々物足りないと感じる味であった。
結局、何が横綱なのかいまいち分からなかったが、強いて言えば、店員のやる気のなさが横綱級か?
その後、気分直しに「福重の湯」に立ち寄ったのは言うまでもない。
1) スープは「トンコツ」と「鶏がら」から取っているらしい。